歯並びを整えたい~矯正歯科
歯並びの矯正は見た目をきれいにすることために行うものではありません。歯並びがきれいに整うと、「しっかり咬める」「正しく発音できる」「虫歯や歯周病にかかりにくい」など、さまざまなメリットが期待できるのです。
こちらでは石神井公園駅下車徒歩7分の「石塚歯科」の矯正治療についてご説明します。当院では、見た目の美しさだけでなく、お口の健康を総合的に考えた矯正治療をおこなっています。お子さんやご自身の歯並びで気になることがあれば、お早めにご相談ください。
歯並びの乱れが気になりませんか?
気になる歯並びの乱れには、「すきっ歯」や「出っ歯」、「八重歯」、「受け口」などさまざまな種類があります。歯並びが乱れる原因としては、「歯の数が足りない」「歯の数が多い」「顎に対して歯が大きい」「歯が小さい」「顎が正しく発達していない」などさまざまです。
遺伝的な原因で歯並びの乱れが起こるほか、生まれてからのよくないクセによって乱れることがあります。さらに、さまざまな原因が相互に関連し合っていることも。このため、適切な矯正治療をはじめるには、詳細な検査が必要になるのです。
すきっ歯 | |
出っ歯 | |
八重歯 | |
受け口 |
矯正治療は、患者さんのお口の状態や治療をはじめる時期によって、治療のプロセスが異なります。また小児矯正の場合は、治療の開始が早ければ早いほど効果的な場合もあれば、適切なタイミングが来るまでしばらく経過観察をするほうがよい場合もあります。
矯正治療においては、治療のタイミングをはずさないことが大切です。歯並びが気になるようでしたら、お早めにご相談ください。
「クセ」によって歯並びが乱れることも
歯の大きさや本数、そして歯並びはある程度遺伝するといわれています。また、生まれてからの病気や食生活にも影響されます。そしてもうひとつ、歯並びの乱れにつながるとされているのが、「日常的なクセ」です。
指しゃぶりや口呼吸などの「クセ」によって、歯並びの乱れを引き起こすことがあります。お子さんの様子をしっかり観察して、よくない日常的な習慣があれば改善できるように導いていきましょう。
指しゃぶり
指しゃぶりによって圧迫された歯茎の角度が変わり、上下の歯が咬み合わなくなったり、「出っ歯」や「開咬」になったりすることがあります。乳歯の奥歯が生える2歳半~3歳ぐらいになったら、お子さんにしっかりお話しして、指しゃぶりのクセをやめさせるように努めましょう。
頬杖(ほおづえ)
外側から片側の顎に継続的に力がかかることは歯並びにとって要注意です。成長期に頬杖のクセがあると、顎関節やまわりの組織の成長を妨げ、咬み合わせや顎のゆがみを招くことがあります。同様に、いつも同じ方向を向いて横向きに寝るのも注意が必要です。
口呼吸
唇を閉じていると、歯を後方に押す力が働きます。これに対し、口呼吸によって常に口を開けていると、外から押さえる唇の力が弱まってしまうのです。このように口呼吸では唇や舌と歯のバランスが崩れてしまうため、歯並びが悪くなる原因となります。
舌癖(ぜつへき)
「舌癖」とは、顎の成長や歯並びに悪影響を与えるような舌のよくないクセのことです。舌をいつも前に出していたり、舌で前歯を押したりするクセは、「出っ歯」や「受け口」「開咬」などにつながりやすくなります。
片側のみで咬むクセ
いつも片側の顎で食べ物を咬んでしまうクセがあると、片側ばかり負担がかかり、顎がズレたりゆがんだりすることがあります。咬む力はとても強いので、歯並びにも影響するのです。また、軟らかい物ばかり食べていると、顎が十分に発達せず、歯並びを乱すことがあります。
乳歯の虫歯
乳歯の虫歯が、あとから生えてくる永久歯の歯並びに影響することがあります。乳歯の虫歯を放っておくことで、永久歯の生え替わりが正しくおこなわれず、歯並びがデコボコになってしまうことにつながります。
歯の矯正のメリットとデメリット
歯並びの乱れを整える矯正治療は、見た目の美しさを取り戻すだけではありません。しっかり咬めたり、虫歯や歯周病のリスクを減らしたりなど、さまざまなメリットがあります。その一方で、矯正治療は費用や期間など心配な点も。
こちらでは、矯正治療のメリットとデメリットを紹介します。矯正治療を成功させるには、メリットとデメリットをしっかり知っておくことが必要です。納得いく治療方法を自分自身で選び、よりよい矯正治療につなげましょう。
矯正治療を受けるメリット
- 口元がきれいに整い、見た目が自然になる
- 歯みがきがしやすくなり、しっかり汚れを落とせるので、虫歯や歯周病のリスクを減らせる
- 咬み合わせが整う
- 食べ物をしっかり咬めるようになり、消化器官への負担を減らせる
- 発音がクリアになる
- からだ全体のバランスが整う
- 全身の健康状態の維持につながる
- 見た目のコンプレックスが解消される
矯正のデメリット
- 治療が完了するまで時間がかかる
- ある程度まとまった治療費がかかる
- 矯正時に痛みをともなうことがある
- 矯正装置によっては矯正中であることが目立ってしまう
- 歯みがきなどの口腔ケアを念入りにおこなわないと虫歯のリスクが高まる
- まちがった矯正治療を行うと、歯や歯茎にダメージを受けることがある
矯正期間について
矯正治療にかかる期間は、患者さんの歯並びの状態や治療を開始する年齢、治療方法によって大きく変わってきます。一般的な矯正治療の目安は次のとおりです。
抜歯が必要ない治療の場合 | 半年~1年 |
一般的な治療の場合 | 1~2年 |
大きく歯を動かす場合 | 2~3年 |
治療後の保定期間 | 1~3年 |
たとえば、外からワイヤーが見えるような治療の場合は1年半程度、目立ちにくい裏側矯正装置を使った場合は2年半程度・・・など、治療方法によっても期間はさまざまです。矯正治療をはじめる前に、治療法や期間、費用などを歯科医師としっかりと相談するようにしましょう。
わからない点やご不安な点があれば、ご納得いただけるまでおたずねください。そして、治療法を選んだら、最後まで治療をやりきることが大切です。
親知らず(口腔外科)
親知らずとは
親知らずとは、18歳から20歳頃に生えてくる歯のことです。スペースのないところに最後に生えてくるので、ななめや横向きに生えるケースが多く、お手入れのしづらさから虫歯や歯周病などの引き金になる場合があります。
親知らずが引き起こすトラブル
- 1.虫歯や歯周病
- ななめや横向きに生えている場合や、半分以上が歯茎に埋まっている場合には歯ブラシが届きにくく、汚れがたまって虫歯になったり、歯周病になったりする恐れがあります。また親知らずが虫歯になると、咬み合わせや食べ物をすりつぶすのに重要な役目を担う手前の奥歯まで虫歯になる可能性が高くなってしまいます。
- 2.智歯周囲炎(ちししゅういえん)
- 親知らずの周りや、奥歯の後ろが不潔になると、そこが細菌の温床となり、頻繁に歯茎に炎症を起こしたり、腫れたりする場合があります。
- 3.歯並びへの悪影響
- 横向きに生えた親知らずが前の歯を押して歯並びが悪くなることがあります。歯並びが乱れると、咬み合わせに重大な影響を与えたり、顎関節にダメージを与えたりすることがあります。
抜くか抜かないかの基準
必ずしも抜く必要はありませんが、歯や歯茎に悪影響を及ぼしている場合は抜歯を検討したほうが良いかもしれません。親知らずのことでお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。
抜いたほうがよいケース | 抜かなくてもよいケース |
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抜いたほうがよいケース |
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抜かなくてもよいケース |
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